石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

[]藤井誠二さんのブログから










http://ameblo.jp/fujii-seiji/entry-10064067324.html








う~ん。「事実を拾って伝えるところまで」がジャーナリストの仕事であると、ぼくは言い切ることはできないなあ。今井さんも書いているように体験的にそう感じる。今井さんは「市民活動家」と肩書をつけられてしまって苦笑しておられるけど、「国民投票法」成立に向けて誰よりも、日本各地の住民投票運動などの事実を拾って書き続けてきたし、シンポジウムなどを積極的にしかけてもこられた。そういうふうに、書き手が自身のメッセージを具現化するために、「書く」ことの延長線でさまざな活動をしていくのはごく自然なことだろう。



 斎藤さんだって、「ジャーナリスト」として左派系集会で発言や報告をずっとこの数年されてきておられる。「行動するジャーナリスト」という言い方があるけれど、それは報道と政治、社会運動などの垣根を越えて活動することを指すのだろう。



 ぼくも例えば、犯罪被害者が主催するシンポジウムに司会をやってくれと頼まれれば引き受けるし、自分が書くことが法律の改正や成立と不可分ならば政治家へのロビー活動にかかわってきた。それは取材対象との関係性のなかで生まれてきたごくごく自然な流れでもある。



 友人の石井政之さんなどは自らの「ユニークフェイス」のことを主題にして何冊も本を書き続けながら、それらのメッセージをより社会に浸透させていくためにNPOを立ち上げて活動もしている。そういう当事者性を全面的に打ち出すスタイルをとっている書き手はたくさんいるはずである。





 いまは東京大学のプロジェクトで、ユニークフェイス当事者の就職問題についての調査研究をしています。








少年をいかに罰するか (講談社+アルファ文庫 G 160-1)





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 小飼弾さんの秀逸なコラムにリンクをはります。



http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50980489.html



 貧乏をウリにした言説の限界はたしかにある、と思いますね。『文筆生活の現場』は「貧乏自慢」で終わってしまったから、書籍としては力がなかった(苦笑)。赤木さんの今後の変化と不変に私も注目しています。





若者を見殺しにする国―私を戦争に向かわせるものは何か





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