帰宅するとき、車のなかで、NHK第1放送でニュースをきくのが習慣になっています。ラジオから、
ネット右翼の親玉みたいな人物をトランプ氏は起用した、
という発言が聞こえてきました。
NHKらしくないはっきりした物の言い方で、ちょっと驚きました。
むかしの元気だったころの古舘伊知郎さんみたいなコメントです。
その人物はバノン。
バノンで検索すると、こういう記事が出てきます。
スーツを着たKKK。ということです。
ふつうの政治感覚では、そういう人物を起用しません。
産経新聞でも、「人種差別主義者」と明記されてます。
産経新聞でさえ、こういう表現をとっていることはあまり例がありません。
米国の有力ユダヤ人団体の幹部も、バノン氏は「反ユダヤ主義者で人種差別者だ」と不快感を表明した。
steven bannon で英語の情報では、broombergでも批判されてます。
アメリカでもっとも危険な政治屋。
以下はtwitterで拾った声です。
5分程度の検索でひろったものなので、厳選したわけではありません。
これからもっと状況がわかってくれば、的確な批評的な声を拾うことができると思います。
トランプにはいろいろな側面がある。大統領としては、彼らしくない良い側面も見せるだろう。しかし彼には譲ることのできない「白人優越主義」というコアがある。これによってマイノリティはますます生き難くなるだろう。アメリカ史は一挙に50年以上後戻りした感がある。
— Shujiro YAZAWA (@epikurimarx) 2016年11月15日
「トランプ大統領」誕生に関して、「ポリティカルコレクトネス」、ましてや「ポリコレ」などという言葉で議論するのはやめた方がいい。彼が提案しているのは民族差別や宗教差別、移民排斥の政策。言葉だけの問題ではない。「過激発言」だのと矮小化してはならない。もっともっと深刻ですよ。
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2016年11月13日
トランプさんはKKKなどの白人至上主義団体やヘイト系グループも刺激したのはご存知の通り。昨今の言論を見ていると、日本人の一部の人々の排外思想までもが刺激を受けているのではないかと心配です。 https://t.co/vlGd3G4Zog
— 竹内明 Mei Takeuchi (@nygangsta0327) 2016年11月14日
「右派で人種差別的発言などで物議をかもすバノン氏を首席戦略官・上級顧問に起用」/ オバマ氏、トランプ人事に苦言 要職に「差別主義者」:朝日新聞デジタル https://t.co/jE9RaU1Cyw
— 望月優大 HirokiMochizuki (@hirokim21) 2016年11月15日
「同サイトをめぐってはバノン氏が先陣を切って「白人至上主義」、「反ユダヤ主義」、「緩い新ナチズム主義的なグループ」へと導いたといった批判が挙がっているほか、バノン氏はサイト上で、共和党主流派を激しく批判していた経緯がある。」https://t.co/oWODnnQQXQ
— 望月優大 HirokiMochizuki (@hirokim21) 2016年11月15日
日本人の皆さんはすでにご存知かと思うんですが、アメリカでは日本人は
— Hiroyuki Takenaga (@nynuts) 2016年11月11日
「差別される側」
ですからね。トランプ当選によってその差別が大幅に強化されたわけです。当選予想が外れたとかポリコレ云々の評論家的な話もいいんですが、日本人として直近でヤバいのはそっちのほうだと思うんですね。