訃報。
以前、「エロの敵」という書籍を読んだことがあり、そのときに、雨宮まみ、というライターの名前を知りました。
ときどきブログを読んでいたこともありました。
その人の訃報が流れてきてびっくり。
死因がわからない記述をしているので、
関係者以外には死因は伏せる、ということなのだと思いました。
大和書房・WEB連載〜40歳がくる!MOB 雨宮 まみ vol12
「ネタにさ、命賭けちゃダメだよ」。今田さんは帰り際にそう言った。「いくら面白いものが作れるかもしれなくても、命取られるとこまで追っちゃ、だめだよ。追いたくなるけど、この年になって思うのは、やっぱ命取られるようなとこまで行っちゃったらダメだなってことだよ」「自分の人生を食いつぶされるほど、何かを深追いしちゃダメってことだよね」「うん。それをやる人もいるし、それが面白い人もいるけど」。
べつに 追いかけてもいいんだけどな。
ここからさきは、私の勝手な思い。
ノンフィクション作家の故・井田真木子さんもそうだけど、
才能ある女性の書き手は、死について考えすぎてはいけない。
瀬戸内寂聴さんみたいに、セックスについて書きまくって流行作家になって、
書き疲れたら出家して、宗教的な同じ事をずっと飽きずに書き続ける、
という道があるのだから、そのあとを追いかけばいいんじゃないかな。
田口ランディさんも、すっかり霊性の書き手になってしまったし。
私にも経験がありますが、自己とはなんぞや、ということを考え抜いていくと
死とか、いま生きていることそのものが、虚構みたいに感じる瞬間がでてきます。
これは、特殊な感情ではなくて、孤独にモノを書いているとよくあること。
そういうときに、魔が差しやすい。
くだらないことを考えないようにするのが
生きるテクニック。
村上春樹さんのランニングエッセイを読んでいると、
人間の闇を見続けていくときには、体力が必要なんだ、という記述が出てくる。
これは、ほんとうに大切なこと。
ご冥福をお祈りします。合掌。
さまざまな人の追悼文
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