石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

宗教とラーメン 思想と嗜好は似ている

 仕事で、朝からラーメンを食べることができる地域に行ってました。さらに、普段は,足を運ぶことがない、キリスト教会にて礼拝をしてきました。

 その地で、考えたことなんですが、宗教の違いと、ラーメンの違いは似ているんじゃないか? 

 宗教の宗派、教派の違いというのは、ラーメンでいうところの、醤油、とんこつ、味噌、塩などの「スープの違い」、ちぢれ麺、ストレート麺、太麺、細麺、ゆでかげんなどの「麺の嗜好性」の違いと似ているんじゃないかな、と。

 仏教キリスト教ユダヤ教イスラム教などの宗教。それぞれに教派がこまかく別れてます。熱い宗教が好きな人。座禅がないと宗教をした気がしないという人。唯一神がしっくりくる人。多神教がいい、という人。教典は聖書1冊で十分、という人。たくさんの教典があったほうがいい、という人。いろいろと人の好みはあります。地域ごとに特色もあるでしょうし。宗教団体が国際展開しているか、ローカル地域だけの特色で生き残っている団体もあるでしょう。たった一人で、宗教界になぐりこみをかけるベンチャー的な宗教もある。

 私は、普通の醤油味で、普通のストレート麺で、食べ飽きない味で仕上がった、いわば、保守的なラーメンが好き。なので、私には、そういう宗教、教派がよいのではないか、と。

 このこと、もうすこし考えてみたいと思います。ラーメンを食べながら、アーメン。

  

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