映画館で観てきました。じつに台詞が少ない、無骨な映画でした。庶民は語らない。ただ,発砲する、逃げる、助ける、死ぬ、の連続。恐ろしい映画でした。
約40万人の兵士のうち、脱出できたのは33万5千人。残りの7万人ほどは戦死。
救出に向かった民間の船。その民間人からも死者が出ている。
すくない会話の中で出てくるのは、誰が生き残るか。その決断。
追いつめられた兵士たちが、その出自をもとに、おまえが犠牲になれ、と強要していくシーン。
戦争の心理ショックで、暴れる兵士を抑える民間人の言葉。
それぞれすくない台詞だけど、印象に残ります。
町山さんの映画評で、映画館に足を運ぶ機会が増えました。
「ダンケルク」もその一つ。