石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

NHKスペシャル「縮小ニッポンの衝撃 労働力激減 そのとき何が」の衝撃

日曜日に偶然、見てしまいました。

www.nhk.or.jp

衝撃でした。これほどまでに外国人労働者の争奪戦が進んでいて、日本がボロ負けだということに・・・・。

活字では分かっていましたが映像化されると、負けっぷりがすごい、なと実感できました。

自動車開発と販売では国際競争力があっても、外国人労働者の確保で、これだけ弱い,というのが本当に不思議。日本人は基本的に外国人とつきあいたくない、というメンタルになっているのかもしれない。

他国に、意欲的な労働者は奪われますね。

 

以下は番組を見おわった直後に書いたメモ。


ベトナムからの技能実習生の争奪戦。日本は敗色濃厚。

移民政策が存在しないので、政策のあるほかの国家に争奪戦で負ける可能性大。

建設業など中小企業のパワハラ社風が、実習生を通じて世界中に周知される可能性が高い。紛争は増える可能性大。スマホで暴力行為が実習生によってひそかに撮影されて拡散されている。実習生は馬鹿ではないし、無力ではない。反撃の準備はしている。

移民をいれない鎖国政策のなかでの、急激な人口減少で、いかにして経済発展するか、という無謀な挑戦に、世界の経済界、学者が注目している。
ふつうに考えたら無理。
ただでさえ、つなわたりの人手不足経済。
もうひとつ大地震などの災害が起きたら、復興の人手はいない、という現実がある。いますぐに鎖国をやめないと労働力不足は解消されない。それでも手遅れだが。しかし、こういうときのために、いまから開国しないといけないけれども、そのようなダイナミックな政策転換はこの国の政治風土としては不可能なので、ぐだぐだのまま、現実が悪化していくと予測できる。
へんなカリスマが出てきて、さらに社会が混乱する可能性があるかもしれない。

 

 

縮小ニッポンの衝撃 (講談社現代新書)

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