石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

当事者

理解者と傍観者が増えるために

「当事者」とは、24時間365日、その問題に関わる人。 「専門家」とは、1日8時間、関わる人。 「理解者」とは、1日30分くらい、その問題について考える人。 「傍観者」とは、月に30分くらい、その問題について考える人。 理解者と傍観者が増える…

コロナウィルス危機という世界のなかで、ユニークフェイス活動をどう展開したらよいか。答えはシンプル。ネットをつかった個人アクション。組織をつくっても、トップがコロナで死亡するリスクがある。それでは持続不可能。ひとりひとりの当事者の自立と覚醒…

ユニークフェイス当事者が、ユニークフェイス問題に言及してもあたりまえすぎて、普通の人には届かない。ユニークフェイス当事者が、ビジネスや生活でこれはヘンだな、ということに取り組むと広がりが出てくる。

100年前には不可能だったことを、いま、さまざまなユニークフェイス当事者が取り組んでいます。ネット環境で当事者同士がつながりやすくなった。メディア産業は当事者を尊重する。高等教育をうけた当事者が増えた。医療は進歩している。見方を変えたら希望だ…

ユニークトーク 2020-2-28 「共同親権」の報告

ユニークトーク 2020-2-28 「共同親権」の報告Twitter、ブログなどに書かれた記事をまとめておきました。-----石井政之(ユニークフェイス研究所) 「単独親権・護持派」とでもいうべき人たちは、これから自己変革していくはず - ishiimasa's blog共同親権…

首都圏の大学生が、ユニークフェイスをテーマにした映像作品を制作

2019年に、大学生が、私にインタビューをした内容をもとに、 ユニークフェイス問題についての映像作品をつくってくれました。年始に、その映像を鑑賞。10分程度の尺で、よくまとまっていました。文章にすると、ややこしいことが、映像でかなり伝わる。ま…

noteのアクセス解析をみていて分かったこと。当事者に、これをしたらいいよ、という記事は読まれていない。人は指示される言葉を回避する。(当然の反応です) 知的好奇心を喚起させる記事は読まれている(と思う)。

ずっと前から、強姦被害者の実名顔出しカミングアウトと、ユニークフェイス当事者の実名顔出しカミングアウトは、ものすごく数が少ない、という点で似ている,と思っている。

朝日新聞の取材に協力しました。(時代の栞)「他人の顔」「 顔の傷に絶望、仮面で他人になった男 この苦悩わかるか」

(時代の栞)「他人の顔」 1964年刊・安部公房 顔の症状めぐる苦悩 有料記事2019年12月11日16時30分 夕刊 (時代の栞)「他人の顔」 1964年刊・安部公房 顔の症状めぐる苦悩:朝日新聞デジタル ■外見への差別、連帯し立ち向かう 人にとって顔とは何…

「見た目問題」の表記について追記

ある当事者の顔写真が出て、「見た目問題」という活字が大きくでてくると、「この人の見た目に問題があるよな」、と反応する人はどうしてもでてくる。

ユニークフェイス2.0 の時代

ユニークフェイス当事者が、自分の人生を他者の視線や評価によって左右されない、自分のことは自分で決める、という考えを身につけるきっかけは、インターネットにある。これを ユニークフェイス2.0 と命名してみる。ユニークフェイス1.0 は、ユニークフェイ…

ユニークフェイスとは、外見(容貌・アピアランス)に病状・ケガなどがあること。その当事者の総称(社会に問題提起として、提案している新しい言葉)

「生きづらさ」のなかにあるユニークフェイス当事者に読んでほしいインタビュー記事。

障害学の研究者、熊谷晋一郎さんのインタビュー記事は、何度も繰り返し読む価値があると思うので、ここで紹介しておきます。「生きづらさ」がマジョリティとなる時代にー熊谷晋一郎さんが語る当事者研究の可能性 生きづらさの当事者たちが、これから多数派(…

《告知》ユニークフェイス夫婦・写真展が開催されます。

ユニークフェイス夫婦写真展 ユニークフェイス夫婦写真展 表参道駅18~24日顔や身体に先天的や後天的な外見でわかる症状を持つ方と配偶者の方の写真を見てください!con-isshow.blogspot.com 「本企画で、顔や身体に先天的や後天的な外見でわかる症状を持つ…

書評 『私がアルビノについて調べて考えて書いた本』 アルビノ当事者の語りを発掘する、当事者の研究者のデビュー作

アルビノという疾患がある。生まれつき色素が欠乏している。白い肌。髪には色素がないので金髪にみえる。2万人に一人の割合が生まれる。希少な人たちだ。マイノリティのなかのマイノリティである。

石井政之の著作

●1999年 3月 かもがわ出版から「顔面漂流記 アザをもつジャーナリスト」●2001年 2月・『迷いの体 ボディイメージの揺らぎと生きる 』(三輪書店) 6月・『顔とトラウマ 医療・看護・教育における実践活動 』(かもがわ出版) 9月・『見つめられる顔 ユニ…

『傷のなめ合い』は、古い日本語表現で死語

セルフヘルプグループや患者会の活動を、『傷のなめ合い』、という人がいるけど、ふるい日本語表現で死語、と思ってきた。なめ合い、するとしたら愛し合っている人間にしか無理。いまは傷だらけの人生の人が多数派、とハッキリした時代。傷があるかどうかは…

50歳過ぎの高齢だけのユニークフェイス当事者の交流会、やってみたいな。 どんな死生観なのか、聞いてみたい。ひっそりと死ぬなよ、ブログかけ、と説教したいし

日記のすすめ --- ユニークフェイス当事者は日記を書こう!!

ユニークフェイス当事者の人たちにやってほしいことの一つ。

「私が経験したあれは差別だった」と気づくのに数年かかることがある。そういう観点でいうと、ユニークフェイス差別と、性差別は似ているところがある。

書評 『円形脱毛症になったら読む本』は、マンガによる当事者ノンフィクションの傑作

書評 円形脱毛症になったら読む本 (小豆だるま著 合同出版) 近年、外見にハンディキャップのある人についての著作が増えている。 見た目問題、容貌障害、ユニークフェイス、その当事者を呼ぶ名称はさまざまだ。 本書は,円形脱毛症,いわゆる「ハゲ」である…

7人の先輩当事者に会いに行くという提案

僕がいま20代のユニークフェイス当事者だったら、

ユニークフェイス当事者の、差別に遭遇したときの対処能力の個人差について

ユニークフェイス当事者には、個人差があります。 とくに、差別に遭遇したときどうやって対処するか。この個人差が大きい。

自分が参加したいグループがないときは、自分でそのグループをつくることをオススメします。

東北地方で、容姿の問題を抱えて集まっているグループをご存じないか?という問い合わせがありました。

ユニークフェイス宣言

『私たちは、ユニークフェイスが治った後の人生を夢見るのではなく、ユニークフェイスを持ったままいかに生きるかを考える一方、このユニークフェイスに対する社会通念を変えていくことに取り組まなければならない』吃音当事者のセルフヘルプグループの宣言…

ユニークフェイス交流会(第9回) 2019-4-7 東京都内 報告

昨年秋にユニークフェイス交流会を再開してから 初めての東京都内での開催でした。

詩 おばあちゃん

ユニークフェイス問題を取材していたとき。約20年前の事実をもとに詩にしました。内容は完全フィクションです。 この詩は、「こわれ者の祭典」2017-1-7 東京公演にて朗読したものです。 こわれ者の祭典 に出演します■2017年1月7日(土) こわれ者の祭典15…