石井政之の作業場

作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会

売れているようです










「文筆生活の現場」はアマゾンとイーエスブックスの2つのオンライン書店で、「中公新書ラクレ」というキーワード検索をすると、いずれも売上ベスト3に入りました。アマゾンでは1000位以内にランキングするときも出てきたため、一安心といったところでしょうか。



 7月に刊行された中公新書ラクレの4冊のなかでは最も個性的な本なので、自信はありましたが、出版流通の現状はどうしようもないほどひどいので、ネットでガンガン売れる状況をつくりたかったのです。



 この日記を読んでいる方のご協力に感謝します。



 



 さて、クソ暑い中、雑用をしたり原稿ゲラを見ていたりしていました。ブックオフにも行ってきましたよ。20冊ほど売って810円。また新書を2冊購入。



 そのうちの1冊、山崎浩一氏の「危険な文章術」(ちくま新書)は出色のできばえの本でした。



 



 



 青山ブックセンター問題については「本の雑誌」



  でも取り上げられていますね。



  炎の営業日記から引用。



◆引用はじめ◆ 



 「明日は我が身」書店員さんも出版社の営業マンも、誰もが他人事とは思えない本気さで話している。



 ただし解決策というか、打開策というか、何かそういうものがまったく浮かんでこない。というか、細かい方策はすでに多くの書店員さんや各営業マンが取り組んでいるわけで、もう抜本的に何かを変えない限り、出版業界は食っていけない業界になってしまうんじゃなかろうか。いやもしかしたら元々食っていけない業界なのかもしれないが…。



 どうしたら本が売れるようになるのか? あるいは現状程度の売上で食っていける方法はないのか? その辺を誰か自分の利益だけを見つめるのではなく、大きく見て変えていかないと未来はないような気がするのだがどうだろうか。



◆引用ここまで◆



 今月号の「本の雑誌」では、大手版元がいかに増刷しないかという問題について匿名座談会をしています。「噂の真相」なきあと、「本の雑誌」を毎号買うべきであると思いました。「本の雑誌」には印税特集をやって欲しい。出版界は印税をどこまで下げるのか。非常に気になりますね。