アマゾンにレビューが出たので紹介しておきます。
こういうレビューが出るということは売れている証拠でしょう。
私達が設定した読者を超えて広がっているということです。
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何のモデルにもなりはしない。, 2004/07/30
レビュアー: カーディフ 埼玉
前書きには「これから紹介するフリーランスの生き方は、いままで会社のなかで生きてきた人にとって、他人から指示されずに生きることとはどういうことなのかを明らかにするモデルとなりうる可能性に満ちていると思う」と格好のいいことが書いてある。しかし、読後感としては、「そんなもん、ちっとも満ちてねえじゃねえか」である。
本書の「ライター」は12人。そのなかの一部の「売れてる」人を例外にすれば、自らがライターとしていかにカネを稼げていないかを愚痴りまくる人たちが次々に登場する本なのである。そういう芸風は「だめ連」に任せとけば。
いつか食えなくなるのではないか、という不安は職業に関係なく、いまの時代、かなりたくさんの人たちが抱いている感覚だ。ライターという仕事をしてる人だけがそう思っているんじゃない。ライターという職業だけが特別なんじゃない。
ライターが家を買ったとか子ども二人を大学に通わせている、という話を特別の話題にしてどうする。愚痴は飲み屋でするだけにしとけ。
なお、この本の帯のコピーは「カネか 自由か」。カネをとれば自由が手に入らず、自由を手に入れようと思えばカネが手に入らず、それがライターって仕事さ、とハナから思っているってことですね、このコピーをつけた人は。自由生活とカネの両方得るためのモデルを提示してこそ「可能性に満ちている」と言えるのではないのか。