石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

夏ばて










新刊『自分の顔が許せない!』が宅急便でとどく。一読してゲラをいじっていたときのほうが興奮していたな、と気付く。とても冷静に見ることができる。やはり仕事は自分で企画、取材、執筆をすべて独りでやるのが本流だ。でも対談は楽しい。『自分の顔が許せない!』のヒットは間違いないので、次の対談企画を進めている。



私としては、顔ネタでナンバーワンを競う「K1」という位置づけで、国内外の顔面問題研究者らとの対談をしていきたいと思っている。



『文筆生活の現場』の書評はだいたい出そろったという感がある。8月8日に北海道新聞、8月10日に「ホットドッグブレス」が紹介してくれる予定だが、あとはどうなるかわからない。友人のテレビ関係者に『文筆生活の現場』のテレビ番組化を提案したが、うまくいっていない。「朝まで生テレビ」はどうかと、関係者に打診したのだが、難しいのではないかという反応。



5日、NHKお元気ですか日本列島」に登場するも、約7分の映像だったので残念。尺の短さ、情報量の少なさにテレビの限界を感じる。



でもテレビってこんなもんだと知っている。



だから、NPO法人として、来年はドキュメンタリー映画を制作する予定である。コンセプトはこうだ。「監督・脚本・演出:石井政之 カメラマン:ユニークフェイス当事者 取材対象者:ユニークフェイス当事者」。ユニークフェイスによるユニークフェイスのためのユニークフェイスの映画、である。



 いままで数本のテレビ番組に協力してきたけれど、私が力を入れて長く話すコメントはすべて編集で削除されてきた。最近は取材を受けても、「どうせカットするでしょう」とか「古舘伊知郎みたいなシャープなコメントができずにすみません」、「泣くシーン欲しいですか」と平気で話すようになってしまった。すっかりすれてしまった私。