ユニークフェイス BLOG

作家、ユニークフェイス研究・講演のイシイマサユキの雑記帳(日記、読書メモ、ユニークフェイス活動記録)

不況本が好き!










出版不況を知るために



「書店の近代」



「ヨーロッパ 本と書店の物語」



(いずれも平凡社



を読む。



「出版業界のノストラダムス」の異名をもつ、小田光雄氏の「不況節」は健在。日本も欧州も、そのビジネスの誕生のときから、市場経済に翻弄されてきたことを、独特の筆致できっちり訴えてくる。



 不況のなかでもずっと売れている西村京太郎の文庫をコンビニで購入して研究することに。読んでみても、なぜ売れているか、どこに魅力があるのか、さっぱり、わからないので「西村京太郎読本」(KSS出版)を読む。すると西村氏は作家を志してから10年間食えなかったという。初めて重版がかかったミステリが旅モノで、以来、ずっとトラベルミステリーを書き続けている。十津川警部というキャラに人気があって、どの版元も十津川警部ものを書いて欲しいと依頼してくる。それにこたえていくうちに、印税収入が5億を超えた、と。職人である。



『自分の顔が許せない!』は、紀伊国屋で16日には、17冊売れて、一般新書の14位になったとの情報。先週、紀伊國屋書店にいったとき、新書ベストテンを宣伝しているガラスショーウィンドウのなかに「安心のファシズム」(斎藤貴男)があったのをみて(7位か8位だったと記憶)、ふふふ、この座を奪うぞ、とひとり妄想にふけっていたのだが、はたして実現するか?