石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

奈良・東京の往復

某日。近所の書店でサイボーグ関係書を購入。

 ついでに講談社文庫の棚のまえにたち、「顔面バカ一代」を、石牟礼道子「苦海浄土」の横に1冊さしてみる。なかなかよい。「苦海浄土」を越えるロングセラーになると良いのだが。

「文筆生活の現場」連続講座は参加申込者がゼロだったため中止に。しかし、懲りずに「ノンフィクション会議」を再機動させます。で、どうするか? クローズドミーティング形式でひっそりと行います(笑)。

 

 20日、奈良で講演のはずが、台風のために中止。京都についた午前11時に確定したため、為す術がなかった。お弁当をごちそうになってすぐに帰京。しかし豪雨で2時間ほど浜松、掛川地域で立ち往生してしまった。車内で『裸者と裸者』(上下巻 打海文三 角川書店)を読破。近未来日本内戦小説を読んで、うーむ、船戸与一のような独特のテイストが足りないのではないかと思う。良書ではあるが、キャラがいま1つたっていない。また凶暴な悪が描かれていないことが残念。この著者、悪についての想像力が不足していると思う。そのまま東大・医療政策人材養成講座に午後8時遅刻して到着。患者組織について意見交換。