松本清張記念館に行ってきました。九州の西小倉です。
松本清張の本はほとんど読んでいないのですが、ジャーナリストの日垣隆氏よる「松本清張はなぜ晩年まで大量に書き続けたか」(「新潮45」11月号)を読んで、九州行きを決定しました。
杉並の自宅が復元されており、壮観でした。記念館のなかにある、著作のデータベースを検索すると、清張はデビューからほぼ毎月1作のペースで新作を書いていたことが分かります。とてつもないエネルギー。よく死ななかったなぁ、とため息。
帰京の飛行機機内で、「或る「小倉日記」伝」を読みつつ、やはり、松本清張はコンプレックスの人だったのだろうか、と思いをめぐらす。
中村うさぎ氏もコンプレックスの人、多作の人、そして福岡の人です。