ちょっと前のニュースですがひと言。こういうことは多いです。
数年前に心療内科について実用書の企画があって協力しました。そのとき、心療内科の類書にざっと目を通しましたが、別の版元、別の監修者の本なのに、見出しの約20%がまったく同じ(一字一句同じ)ものがありました。実用書の編集者に聞くと、こういう世界だから、ということでした。そんないい加減なの?と思う人も多いはず。でも、ある分野で20冊ほど読めば一目瞭然。図書館に所蔵されている本ではなく、ブックオフで類書を20冊ほどまとめて購入して読むと、何冊かは盗用の疑いのある本が出てくるかもしれないです。
こういうときどうしたらいいのだろうか。最適のリスク回避は、自分が著者になってしまうこと。著者が類書を書いていれば、類似表現はあっても盗用はなくなります。