石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

朝日の定期購読中止










 3月から定期購読をやめました。するとコンビニで新聞と週刊誌を買う機会が増えました。図書館で朝日、毎日、読売をざっと読んでもだいたい中身は同じ。読売の内容の薄さが際だっているかな。新聞らしい新聞というと東京新聞という気がしている。キヨスクで買って、あまりはずれがない。読みたいことが書いてあるし、知っている人が寄稿していると嬉しい。永江朗日垣隆といった人たちがよく寄稿しているようだ。



 東京新聞には何人か型破りな新聞記者がいる。私が知っているのは、トランスジェンダーの記者と、親子でイラクにいった記者。前者については愛知県在住時代に、「男だったとき」に何度かお酒を飲んだことがある。金に困っているとき(今もだが)に飲んでいたら、「石井くん、マチキンの取り立てのバイトしないか?」といわれたことがある。当時は男らしい人だったんですが、いまはすっかり変わってしまった。たまに性同一性障害の取材現場で出くわすが、声をかけられない。なんていえばいいのだろうか。



 



 先日、イラクで人質になって注目を浴びた、高遠菜穂子さんと会った。ラジオ番組の収録の現場で、私の前に収録したのが彼女だったのである。スタジオで20分ほど彼女が司会者と話している間、ガラスこしでその様子をみていて、かなり元気になっていることを確認。1年でここまで回復するのか、とちょっと感動。その番組を担当しているジャーナリストの手腕も素晴らしい。



 そのあと、関係者とホリエモンはメディアにいくら叩かれてもまったくこたえないのに、高遠さんは人格破壊に近いところまで追い込まれてしまう。その差異はどこにあるのだろうか、と話し合う。