●30代の経験則が通用しなくなった
今年は41歳になったためだろうか。30代の生き方がだいたいご破算になった、ということを納得した1年だった。新しい方法論と思考法がないと先に進めない、ということだ。
今年もいろいろな人に助けられて1年が過ぎた。感謝である。
今年は1冊も著作を出さなかった、出せなかった。これが今の自分の実力だろうと思うが、同時に、いまは充電の時だとも思う。同じようなモノを出しても、出版不況の波にかき消されるだけだ。
2006年は2005年よりも未知の分野に足を踏み入れたと思う。まだ「挑戦」という段階にはないが、一歩ずつ進化していると信じる。
●試練
12月になって2人のフリーランスが試練の時を迎えている。
1人は竹熊健太郎さん。
http://takekuma.cocolog-nifty.com/
脳梗塞、そして開頭手術である。
もう1人は烏賀陽弘道さん。
オリコン訴訟の被告になってしまった。
突然の病気と、言論弾圧という、フリーランスのモノカキには痛い経験だ。これが身近で起きた。他人事ではない。
オリコン裁判について。何度も書くがオリコン敗訴は確実。どのようにオリコンが負けるか、その負け方を見届けたい。
ブログ全盛時代の名誉毀損裁判である。この裁判を見ることで、21世紀型の名誉毀損裁判の行方が見えてくるかもしれない。
●患者学会
2007年は懸案だった「患者学会」を具体化させていきたい。有志と動きはじめる。いろいろなことが起きると思う。いまから楽しみだ。