石井政之の作業場

作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会

柳原和子さんと再会










3月3日、千葉にてノンフィクション作家の柳原和子さんと再会。



9年前に京大病院で入院したときお見舞いをして以来。



当時は抗ガン剤治療で体力気力ともに大変な状況だったけれど、9年たった今はお元気にみえて安心した。会場で「百万回の永訣」を購入、読み始める。関西在住時代にお目にかかった方、名古屋で医療裁判専門の弁護士事務所に勤務していたときに出会った医師たちが登場するノンフィクション作品だった。



わたしも自分をさらけだすタイプの書き手だが、柳原さんは私なんか足下に及ばないほど赤裸々である。



よい医師、よい治療方法をもとめる貪欲さには頭が下がる。



こういう生き方、こういうあがき方もあるのか、と思いながらよんでいる。すっと読めない。文章のテンションの高さはすさまじい。読了するのに体力のいる作品だ。





百万回の永訣―がん再発日記





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