労働についての文献を読んでいたら、将来は深刻な食糧危機と水不足が来るので、そのときはいま論じられているようなニート、ひきこもり問題は片隅に追いやられるのではないか、という記述が出てきた。となると東京などの大都市の繁栄は一転して、水と食料をもとめる不幸な人間たちの集団になるきかな、ということを考えていると、友人から「地球温暖化によってペンギンが死んでいる」という不吉な電話がきた。なんというタイミングだ。
生きることと、金を稼ぐこと、自然のなかで暮らすこと、これらが分離されているのが、現代人の働きがいの喪失につながっている。これを分離したのが、カネ、そして時間感覚の高速化、であるという。この問題、興味深いのでもっと考えてみたい。