面識はないが、赤木さんという若手の物書きのデビュー作が発売される。
楽しみだ。
浜松にいると、こういう言説については、雇用の調整弁としての日系ブラジル人問題と重なる。
日系ブラジル人には日本のメディアでまっとうに発言する機会はない。貧困問題は当事者が語る言葉と、立場を獲得していないので、わかりにくい。日本人青年の貧困層も同様。赤城さんの著作は貴重な記録になるだろう。新しいタイプの書き手が登場したことを喜びたい。
「若者」という言葉は、自分の近くにある問題と照らし合わせることができるのだろう。「ユニークフェイスを見殺しにする国」とか「中小企業経営者を見殺しにする国」とか。