石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

ゴミはゴミというべきだ










まえから、ゴミ本はゴミ! というべきだと思っていた。が、作り手(編集者とか、ゴーストライターの仕事ぶり)の顔がみえる(実際に面識はなくても、どういう仕事をしているのかが見える)ので、躊躇っていたが、栗原裕一郎さんがきちんと書かれているので紹介します。



http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/20071102#1194008369



このような一連のゴミ本の存在がわかると、手に取る(アマゾンで、その本の情報を見る、という意味でもあります)という時間そのものを削除することができて、うれしいですね。



 つくった編集者は、「またゴミ本をつくってしまった」と知っているわけですが、脳内革命のように、ゴミ本がミリオンセラーになること、細木数子のゴミ本の売り上げによってビルが建ちボーナスがもらえるという現実があるため、はっきり言わないものです。「大衆がもとめているものをつくるのがプロ」でもありますから、ゴミ本はこれからも出版され続けるでしょう。が、そういう本はブックオフで買うか図書館でさらっと読むだけでいいと思いますよ。本当に。



 自己啓発書を読むのが趣味になってきましたが、そういうなかに、ゴミ本を買わない、読まない、といいう記述がもっとあっていいと思います。が、自己啓発書というのは、それ自体が、ゴミ的なので、自己矛盾に陥りやすいし、経営者は他者の批判をしないということで、全方向でのビジネスチャンスをうかがっているわけですから仕方がないのでしょう。



 この本↓は面白そう。このテーマで取材をしようと思っていたのですが、果たせないまま浜松市に転居しました。





高学歴ワーキングプア  「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)





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