石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

フリーライター岩本太郎氏に対する産経新聞の対応








「岩本太郎ブログ」から
http://wind.ap.teacup.com/taroimo/740.html



メディアの舞台裏がこのようにかんたんにネットで確認できるようになった。先日、『フラット革命』(佐々木俊尚)を読んだばかりなので興味深い。
紙メディアの思考の古さと堅さが相変わらずなのだ、ということを再認識する、小さな事件ではある。この事件によって、岩本氏は短期的には産経新聞からの仕事を失うだろう。そういうことをおそれて、フリーランスの多くは何も言えなくなっていくのだが、岩本さんにはあまり失うものがないのだろう、いつも元気にメディア批判を続けてくれる。頼もしい。



ジャーナリスト黒藪氏に対する読売新聞の言論弾圧事件が発生した深層とも相通じる。
深層とは、新聞売り上げの激減と、「押し紙」問題によって明らかになっている広告主に対する虚偽の疑い、という問題だ。



新聞社の権力構造の維持がたいへんになってきたことはわかる。これからは、新聞社社員による内部告発によって、経営基盤が揺らぐことになるだろう、と思う。



上記の産経新聞、読売新聞の管理職の対応が、時代にそぐわない、と感じている現場の記者は多い。
内部告発は増えていくはずだ。とくに、これから予想される大量の人員削減にともなって、社内の内部情報をもつ社員が、新聞社の管理から解放されたとき、告発はいま以上に増えるだろう。
NHK記者の株問題にしても同じだ。内部告発で、会社の暗部は暴露されることは避けられない。池田信夫氏のように、かなりまえに退職した人間の発言でも、組織内部の記者は注目しているのである。



この2年ほど続発している、さまざまな偽装問題がある。そのひとつひとつは確かに重要だろうが、メディア産業も、その虚偽問題の当事者である。自社のメディアでは報道できないと思うが、ネットではすでに暴露されている。あとは該当情報へのアクセスを集中させる仕組み作りという作業だげだ。



それにしても、黒藪さんへの読売の対応はひどい。



オリコンに訴えられた烏賀陽さんも苦労されている。



MyNewsJapanに寄稿するジャーナリストが軒並みねらい打ちにされているような恐怖がある。



私に何ができるのだろうか? この小さなブログで。時間をあまりかけずに、応援する方法はないものか。



黒藪さんの執筆された書籍を購入することで応援してほしい。



読んだひとは積極的に、ネットで書評を書いてほしい。



黒藪さんの著作は新聞社経営の根幹にかかわる暗部についての調査報道の成果である。新聞社によっては、一般のひとには知ってほしくない「地雷」。しかし、この書籍に対して、新聞各社が名誉毀損などで提訴する様子はまったくない。すべてが事実だからであろう。また、その内容のために、一般メディアが書評などで取り上げる可能性は限りなくゼロである。もっと知られるべき情報なのである。とくに新聞の購読者にとって。



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