池田信夫氏のブログによく目を通すようになって数週間。小飼弾氏のブログを読むことをやめた、というエントリーがアップされた。どんな本でも貪欲に紹介している小飼氏の姿勢に敬服してきた。が、私から見ると、内容がスカスカのクズ本紹介記事であることも多かった(と、書くのは、小飼氏が紹介した書籍を何冊か購入して、低レベルな内容だったのでげんなりした経験が何度かあるから)。クズ本を読み、批評する時間がもったいのではないか、と思ってきた。それを読まされる読者の時間ももったいない。そういうことをズバリ指摘した今回の池田氏のエントリーはさすが。
いまおもしろい雑誌記事が少なくなっているため、ブログを読む方が楽しくなっている。先日、「アルファブロガー」といわれている面々の記事を集中的に読んでみたが、いつも読みたいという書き手はほとんどいない、ということもわかってきた。
ブームとしてのブログは過ぎた。社会のなかのインフラとなったといえるので、エントリーひとつずつの記事の質が重要ということだろう。
それにしても、1日数万ビューという環境下で、特定の官僚を名指しでバカというなど、私にはできない。池田氏のブログは毎日読む価値があることは間違いない。
ひとのことをいっている場合ではない。自信を持ってバカ小説家、と断言できる人物についての表現を形にしたいと思います。
追記
少し時間をおいて、上記のエントリーを読み直してみると、クズ本といえるようなひどい本をつかまされたということではない、と思う。脊髄反射で文字を書くとこういうことになるのだろう。たいしておもしろくない、と思われる本も、買ってみたい、と思わせるテクニックに対して少し神経にさわったのだろう。リライトしたり削除するほどのことでもないので追記としておく。