DVDで「シザーハンズ」を鑑賞。周囲に勧められてきたが、なんとなく見逃していた映画だ。
顔にキズのあるエドワードに、エイボンのセールスウーマンが、カモフラージュメイクしようすとるシーンをみて苦笑した。顔にキズのある孤独な当事者をみつけると、メイクをせずにはいられなくなるのは、日本でも見られる現象である。
ファンタジー映画の形を借りて、人間社会のありようをうまく風刺している。中年女性が、あるときはエドワードに興味を示す。小さな事件をきっかけに排除する。そのときのネタは噂、そして電話というネットワークである(いまならネットだろう)。
実によくできた映画だ。ジョニーディップの出世作になったのも納得。