昨日、仕事の合間に1時間ほどかけて読了。
日本社会の地盤沈下の最大の要因は、単一的価値観の横並びの人が、圧倒的多数を占めることにある。それは自明だったのだが、その解決方法を日本国内在住者だけで考えても、閉塞するということもまた自明だった。
官僚的が支配する経済体制にとりこまれているために、ほかの選択肢が現実的に見えない。横並びでないと、周囲から排斥される。そのために、自由な発想は封じ込まれ、「プチ変人」が「普通の人間」になるしかなくなる、という日本的な悪循環。こういう構造をすっきり見せたくれた好著だ。
読了後、最新号の週刊東洋経済を見ていたら、東京以外の地域で、シリコンバレーのような産業集積地に企業誘致をするための広告が出ていた。これらの多くは、企業誘致がうまくいっていない。若くて元気な起業家、プチ変人たちが集積しやすい街作りが必要だ。浜松にもそのような土地がある。元気な人が浜松に移住してほしいな。
昨日、浜松市内でビジネス関係者と勉強会をしていて、地元経済の可能性の大きさに改めて感心したばかり。
今日は新規事業のためのラフスケッチづくり。原稿。その合間に日常の雑事。
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