ある学生から、ユニークフェイスについてドキュメンタリー映画をつくりたい、という希望があったため、ずっとメールのやりとりをしていたのですが、なんと取材経費が少ないということが判明。取材対象者が関東圏にいる、という前提になっているような気がしてまことに残念(これは学生の責任ではなく、そのような少ない取材費しか有望な学生に提供できない学校経営サイドの課題である)な流れになってしまった。
すぐには映画制作に着手することはでぎないようだが、引き続き協力を約束。ほそく長くつきあっていき、いつか機が熟するときがある、と信じている。(ガンバレよ!期待しているぞ!)
2時間くらいかけて次の取材テーマについて情報収集。ネットで主要なキーパーソンについて調査。国会図書館に資料請求。なんでこんな大問題なのにマイナー扱いされているんだろう?と考えながら作業終了。
連休中は読み書きしたり、部屋の大掃除の予定。
運動不足ぎみなので明日からジョギングを再開する。
東野圭吾「手紙」をさくっと読む。強盗殺人犯になった兄と、弟の人間ドラマ。なるほど、こういうメカニズムで人々は前科者とその家族を社会から排除していくのだな、ということがよく変わる、良質なテキストである。最後で不覚にも涙が流れた。東野の筆力はさすが。しかし、排除されることについて思考してきた人間としては、後味の悪いお話であった。藤井誠二や日垣隆の仕事を読んできた人間としては、ノンフィクションにある圧倒的な魔力がない。のどごしさわやかな感覚で読める小説作品への反発なのだろうか。すこし時間をかけて思考をまとめておきたい。