石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

当事者からの問い合わせに答えるときに考えること

ユニークフェイス当事者からのメール問い合わせが来たときに、考えていること。

まず、この人の医学的な診断名。医師からどういう診断を受けているのか。どの病院にかかっているのか。ここで不正確な記憶だとすると、思いこみや誤情報に基づいて悩んでいる可能性がある。まずは本人が医療についてどういう情報をもっているのかを確認します。

次に、どんな問題をもっているのか。当事者が直面している問題の把握です。とくに具体的ではなくて、とにかく悩んでいる、という当事者については、メール対応は無理です。近所のカウンセラーか、精神科医にいくか。友人にしっかりはなしを聞いてもらうのがベストでしょう。

書評にも書きましたが、同じ当事者だからわかりあえるでしょう。という思いこみをもった人がいますが、僕の経験でいうと、わかりあえないですよ。言葉がないと他者がわかりあえることは不可能です。

それから、僕のことをまったく知らず、書籍も読まないまま、相談のメールをくれる人もいます。まずは読んでいただきたいですね。読んでいただくと、お互いの時間の節約になります。一冊でいいので、何か読んで欲しいですね。