思い出したので防備録として書いておきます。一週間くらいまえ、妻とホームセンターで買い物をしているときに、顔面に赤痣のある中年男性とすれ違いました。妻らしい女性と一緒に買い物をしていました。話としてはそれだけです。妻が目配せしたので、お、と思って気づきました。普通に結婚している当事者がいるということですね。
最近、顔面に赤痣のある男性からメールでの人生相談が来ました。拙著を読みましたか?と打診すると、一冊も読んでいないということでした。かなり遠方の人だったので、僕のできることはない、と判断しました。メールをずっとやりとりする選択肢もありますが、文面からかなりしんどそうでした。周囲のことが見えていないという印象。メールだけですべては分かりませんけれど。こういうメールのやりとりをすると、「メールですれ違った」と感じますね。お互いが生きていることは認識したけれど、コミュニケーションには至らず。
これからも僕はユニークフェイス当事者とすれ違い続けていき、そのなかの一部の人とコミュニケーションをし、そのまたほんの一握りの人と友人になるのでしょう。