石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

リストラなう! から考えること

光文社をもうすぐ退職される社員のブログ。リストラなう! が面白くて、毎日読んでいます。昨日のエントリーでは



http://d.hatena.ne.jp/tanu_ki/20100524/1274719437



ここに来て、さらに気の滅入るニュースが聞こえてくる。新聞社、五大紙の一角が昨年、僕が働いてる会社よりもずっと早く、百名規模で希望退職者を募った。そして今度は業界トップの新聞社が数百名規模での希望退職を募り始めた、とも。出版では僕が所属する会社以外にも高給で有名だった準大手でリストラをやっている。いずれ三大大手と呼ばれる出版社でもリストラが始まるだろう。ものすごい数の「リストラなう」な人たちがメディア業界から溢れ出てくるわけだ。

悲観することではなくて、優秀な人材が飛び出してくるわけですから、かなり面白い展開になる、と思いました。これだけ多数の人材を東京だけで受け入れることは無理でしょう。東京以外の大都市(名古屋、大阪、博多)などに散ることと、海外に飛び出す、そしてもっと小さな地方都市に移住する、そういう動きが活発になるんじゃないかな。

あれ? でもそんなに多くのメディア業界の人たちが辞めるのに(自分から辞めるんですよね、やっぱり)、「リストラなう」日記をやってるのはなぜ僕
一人なんだろ? なぜだー?

誰かー! いるなら返事をしてくださーい! 「リストラなーう!」って言ってー?

僕はほんとにひとりぼっちなのかな? 「アイアムレジェンド」かよ。

自分の名前で勝負するときには、ブログやホームページを立てるなどして、顕在化するはず。まだ顕在化していないということは、逆に心配。新しい何かをはじめる気概がないかもしれないからです。もともと大手のメディアの人は実名でのブログをほとんどやってこなかった。この流れが一気に変わる潮目がくる、ということでしょう。

面白くなってきたと思います。

東海地方に移住して何かをしたい、というメディア業界の人とのおつきあいが増える予感。ワクワクですね。