この月末で息子の石松(仮名)は1歳3ヶ月になる。思えば遠くへきたもんだ、という心境である。もう1年3ヶ月。何しろ今はてくてく歩いてますからね。しゃがんでモノをとって放り投げることもできる。自宅に帰って、ただいま、と言うと、笑いながら、手を振りながら、ボクにむかっててくてく歩いてくる。
たった1年3ヶ月。これから石松が、ひとりで生きることができるまでのサポートをする歳月を考えるとたった1年3ヶ月。
いろいろあるけど、なんとかなるだろう。というのは、会社員になったり、結婚したり、子供ができたり、と変化は激しいけど、これって周囲に経験者がごまんといるので、アドバイスをもらうとなんとかなってしまうのである。経験者のなかから、自分のライフスタイルと性格にあったものを選んで(または選ぶしかない)いくことが、生きるということではないかな。
それよりも、ユニークフェイスな人間として生きる、ということのほうが大変だろう。周囲にアドバイスをする人がいないからね。
実際、45歳になってますが、ユニークフェイス当事者で親になっている人、数人しか知りません。その人たちはみんな女性。ボクは男性なので、経験にちょっと距離がある感じ。
そういうわけで、親としてのユニークフェイス当事者の経験は自分でてくてく歩いていくしかないということですな。
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