石井政之の作業場

作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会

当事者の親と会う

ユニークフェイスの講演会場で、当事者の親と会うことがあります。とくに何かを話すというわけではなく、ただの雑談をしています。親御さんとしては、私のような顔をした成人した当事者と会うのは初めて(という人が多い)。講演の内容と、私との雑談をして、何かを感じ取ってくれる。それで満足して帰って行かれます。独身のときは、「この子は学校に行ったらいじめられる可能性がある」といったりしましたが、いま「いじめがおきたらどうしたらいいんでしょうか?」と聞かれても「そうですねー。なんとかなるんじゃないんですか」と反応。「なんとかならないときは、そのときにまた考える、ということで」とゆるく話してます。実際、無責任かもしれませんが、その家族のことを知らないので(笑)、正確なことを話しようがないですから。


医療については、現状よりも絶対に悪化しない治療法を選択すること、医師に確認すること、と念押し。親としては当然のことです。


そんなことを先日も、当事者(2歳児)の親に話しました。


最後は、その子に手を振ってお別れ。しっかり、バイバイ、と大人に言えるのが頼もしい。


全国で、こういう親子との出会いを積み重ねていきたいですね。