石井政之の作業場

作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会

赦す人

子供たちとツタヤに行ったとき、ついでに書店に立ち寄った。書棚のあいまにおもちゃがあり、子供たちがそれで遊んでいる。子供たちのそばにある書籍を立ち読みしようとしたら、この書籍があった。

http://www.shinchosha.co.jp/book/459403/

「鬼」と名乗った男は、何があっても、無限のやさしさで全てを受け入れた。
夜逃げ、倒産、栄華と浪費、また夜逃げ。団鬼六の波乱万丈の生涯は、しかし常に純粋さと赦しに貫かれていた。伝説の真剣師と交わり、商品相場を追い、金を持ち逃げされ、妻の不倫に苦しみ、その全てから小説を産んだ。出生から最期の日々まで、「異端の文豪」の唯一無二の人物像を描ききった感涙の長編ノンフィクション。
若い時に、団鬼六はよく読んでいたので、あー、亡くなっていたのだな、そうか評伝が出たのか、と30分ほど立ち読み。人生を遊び場と定義して、遊び狂って一生を終えた。そういう生き方もいいな、と。数億円の負債があっても、妻が不倫しても、すべて受け止める人生というのは興味深い。まわりにそういう人がいない(いるかもしれないが、見えていない)ので、なおさら。

http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=ishiimasayuki-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4104594032&ref=qf_sp_asin_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr