石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

法律の世界も人手不足の予感

最近、司法試験の教科書を買って、ノンフィクション作品として読むようになりました。

そこで気になって、司法試験の状況について検索していると、気になるニュースが。

 

www.businessinsider.jp

 法科大学院が、これほどの惨状だとは知りませんでした。独学で司法試験合格を目指す人たちよりも、合格率が低い、というか低すぎる。

 学校経営として完全に大失敗。責任を取る人はいないようですね。

 私は、20代に、弁護士事務所で事務員をしていました。そのとき出会った弁護士は、みな独学が基本で、地頭がよい人ばかり。数回の受験で司法試験に合格していました。いまは社会が複雑になったし、高度な知識が必要かもしれない。でも、司法試験は、あくまでも試験。ある程度の地頭と、適切な勉強方法を身につければ合格するはず。その指導のノウハウがあるはずの、法科大学院では、そのノウハウは身につかない、と学生は見抜いてしまった。深刻な事態。

 このままだと将来、優秀な法曹人が育たなくなる可能性がある、という指摘に、納得。

 

法科大学院―弁護士が増える、社会が変わる (中公新書)

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