最近、司法試験の教科書を買って、ノンフィクション作品として読むようになりました。
そこで気になって、司法試験の状況について検索していると、気になるニュースが。
法科大学院が、これほどの惨状だとは知りませんでした。独学で司法試験合格を目指す人たちよりも、合格率が低い、というか低すぎる。
学校経営として完全に大失敗。責任を取る人はいないようですね。
私は、20代に、弁護士事務所で事務員をしていました。そのとき出会った弁護士は、みな独学が基本で、地頭がよい人ばかり。数回の受験で司法試験に合格していました。いまは社会が複雑になったし、高度な知識が必要かもしれない。でも、司法試験は、あくまでも試験。ある程度の地頭と、適切な勉強方法を身につければ合格するはず。その指導のノウハウがあるはずの、法科大学院では、そのノウハウは身につかない、と学生は見抜いてしまった。深刻な事態。
このままだと将来、優秀な法曹人が育たなくなる可能性がある、という指摘に、納得。