右頬にある単純性血管腫の一部が隆起して、それが痒い。
血管腫が加齢とともに、膨らんでくる,ということは
医学的には常識なので,驚いていません。
痒みがでてきているのは、この酷暑のせいなのか,血管腫が神経細胞に触っているのか,どちらかでしょう。
とりあえず,近々に,小豆くらいの大きさになった血管腫の隆起部分を切除してすっきりする予定です。
調べてみると,8年前にも同じような状態で,切除手術をしてました。
診察、切除手術、抜糸。
それぞれ、別の日に病院にいかないといけないので,時間と手間がかかります。
病院探しについては,豊橋市から通える範囲で,保険適応ができる、形成外科がある総合病院。
簡単な手術なので、いわゆる名医さがしは不要。
さくっと切除してすっきりしたい。
こういうブログを書くと、
「石井も血管腫をすべて切除して普通の顔にするのか?」
と誤解する人がでてくるので、補足を少し。
「私の場合」と限定して書きます。
私の場合、単純性血管腫をすべて切除して、普通の顔にする,ということはいまの医学をもってしても不可能。
切除できても、まぶた周辺などの柔らかい皮膚の血管腫は取り切れない。
血管腫の下にあるのは,真皮であり、そこには筋肉と血管がある。
なので血管腫を切除しても,下の血管の色は、皮膚表面にみえる可能性がある。
また,加齢によって、単純性血管腫が、再び膨張する可能性が高いので,
完全に血管腫を消滅させることは無理。
皮膚には個性があるので、血管腫の当事者によっては,完治といっていいほど色がとれる人がいることは事実。しかし、それをすべての血管腫当事者に当てはめることはできない。
皮膚には個性がある。
これは真実。ひとそれぞれ皮膚は違う。かぶれやすい。日焼けしやすい。毛深いなど。そして病状もまた個性がある。血管腫が膨れやすい。赤色の濃淡、血管腫のある部位(顔なのか、身体のどこか、なのか)
ユニークフェイス当事者は、それぞれの病状について、基礎知識を習得して、医療に受診していただきたい。
病院の選択について。
生活圏(自宅から勤務先のエリア)から通院できる距離で、形成外科のある総合病院でいい、と思う。いくつかあれば、セカンドオピニオンをとるために、2-3の病院の診察を受けること(しかし、それだけ時間とお金がかかる)。
医師の前では,疑問や不安を率直に伝えて、安全・安心・確実な治療を受けられるように下準備(基礎知識の勉強と、現代の標準的な治療方法、そしてその治療が自分のライフスタイルにあうかどうかの確認)を怠らないように。
医師は職人であり、多忙なので、言葉たらずだったり、無作法だったりするかもしれゃない。でも、ひとむかし前よりも、接客(患者とのコミュニケーション)の重要性は分かっているので、患者の話しに耳を傾けるようになっていると思う。
医師のまえでは緊張して話しができない、という当事者は、話しができる人を同伴させるとよいです。または、自宅で医師とのコミュニケーションの練習をしておく。医師の前ではメモをとるなど記録する。
同伴してくれる人がいないならば,勇気を出してひとりで質問をぶつけてください。
勇気がない、という人は、図書館で医師とのコミュニケーションについての書籍を読むと良いでしょう。
なんどか経験すると、診察に慣れます。勇気の問題ではなくて、たんなる慣れの問題だと思います。
形成外科では、「完全に元通りにはならない」つまり「完治しない」のが普通、しかし治療によって「改善する」。何が「改善なのか?」については、ユニークフェイス当事者がしっかり考えておくこと。
私の血管腫の切除手術を受ける目的は、たんなる「改善」。完治することは目指していない。