午前4時起床
子どもたちの子守り担当の日。
台風で天気がざわざわしているので家族で読書。
作家の梯久美子さんの書籍を読み進めている。
引き揚げ者としての体験をかたる五木寛之氏の語りが興味深い。
子どもの視点で,外地で戦争に翻弄される父親を語っているのだ。日本軍が慌ただしく撤退していく。そのことの意味がわからない。そしてソ連軍が進行してくる。非武装の市民が,虐殺,強姦,強奪されていく。母は死去。父はすべてを失って茫然自失のなか帰国。五木寛之が早稲田に入学したとし56歳で死去。
梯久美子さんの戦争ノンフィクションを読んでいると,戦前の日本人の戦争へのあっけらかんとした情熱。銃後のひとたちの悲惨な生活。戦後の民主主義への転換。という流れを追体験できる。情報への感度の低さに驚くばかり。
インターネット時代になったが、戦争を察知して食い止めるとか,逃走するということは容易になったのだろうか。
コンゴ人 デニ・ムクウェゲ医師
がノーベル平和賞を受賞した。2016年の記事が興味深い。
女性の心身にダメージを与える性暴力が,組織的な軍事行動である,ということは知らなかった。性暴力は軍事行動に「ともなって」発生すると思っていた。
心身にダメージを負ってしまうと,言葉を失って、自分は人間以下である,という認識になるのは分かる。ましてや性器を破壊(銃撃で破壊する,ナイフで切り裂く、ということを意味する。ふつうの想像を超える)されたら、生きるだけでも奇跡だ。女性を中心としたコミュニティは壊滅的なダメージをうける。
「性器の傷跡を見ればどのグループの仕業かわかる」デニ・ムクウェゲ医師がコンゴの紛争資源と組織的性暴力について語ったこと - 望月優大のブログ
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