「消えた子どもたち」取材班による、放送後内容の書籍化。
テレビをみなくなった人間の一人として、こういう活字化はありがたい。
親の貧困、精神疾患、虐待のために、親の都合に「巻き込まれた子どもたち」をルポルタージュしている。
心身のダメージが大きい。
都市生活が普通になると、隣人が、子どもを監禁・軟禁していたとしても気づかれることはない、ということがよく分かる。
超孤独社会の一側面が、子どもにしわ寄せがくると、悲惨な結末になる、と理解した。
もちろん、この「消えた子どもたち」問題は未解決であり、いまも進行中である。