アルビノ女子日記のなかで、アルビノだけどブス、と匿名の人間に書き込まれてショックを受けた、と書いてあった。
私は自分に関する記事がでても、コメント欄を読んだことがない。匿名のコメントについては、基本的に読まない。
なぜか。
読者には、記事を誤読する権利がある、テキトーに読んでテキトーなことを書きちらす権利がある。
しかし、私には誤読を止める方法がない。
理解している人は多数いる。新聞記者のかいた記事は、理解しやすいように出来ているのだから。
それでも、適切に理解ができない、したくない、という人がいるのが現実社会。
ある問題に無知な人たちに、そのことを不特定多数の人向けに書いた記事が、つながったとき、読者とは、理解、無理解、誤読、偏見、感動、嫌悪などのさまざまな感情をもつ。それは読者の権利。
そういうわけで、私は読者コメントを読まない。
それにしても、若い女性の勇気あるカミングアウトに、ブス、と罵倒する匿名の人間の醜悪さ。
カミングアウトとは、差別があるという現実を発見するための良いきっかけになる。