茂木外務大臣の会見が公開されていた。
EUの批判決議に対して、対応できるのかどうか。疑問に感じる。
茂木外務大臣は、EUからの批判についてあまり関心がないという印象。
EU側としては、日本政府の動きに期待できない、という考えに傾くかもしれない。
法務省に責任を転嫁する姿勢も問題。
これは次の選挙で争点になるかもしれない。というか争点にしなければならないと思う。
共同親権についての政治の動きが活発化している。がんばって追いつこう。
日本における子の連れ去りに関する欧州議会決議
【選挙ドットコム 牧野記者】先週可決されました、日本における子どもの連れ去りに関するEU議会決議について、前回、前々回とお答えいただいた内容を踏まえましてお伺いさせていただきます。
決議では、ハーグ条約の対象となる事案だけでなく、日本国内のEU出身者と日本人との国際結婚間での子どもの連れ去り、面会の拒否についても、それが国連の児童の権利条約(CRC)に反すると問題視しています。
このCRCの違反について日本側で対応がされない場合、日本・EU戦略的パートナーシップ協定(SPA)の見直しも検討するという、決議の中で呼びかけています。これにつきまして、日本はCRCを遵守しているとお考えでしょうか。また今回のEU決議への対応次第では、SPA協定の影響も懸念されていますが、外交問題としてどのように対処されるご予定かお聞かせください。
【茂木外務大臣】ハーグ条約の対象とならない日本国内の事案につきまして、児童権利条約、誠実に遵守している、そのように考えております。詳細につきまして、この状況についてお聞きになられたいということでしたら、所管します法務省の方にお聞きいただければと、こんなふうに思うところであります。所管は法務省ですから。
いずれにしても、日本としてハーグ条約、適切に履行しておりますし、また児童の権利条約についても誠実に遵守していると、このように考えております。
日本における子の連れ去りに関する欧州議会決議
【選挙ドットコム 牧野記者】先ほどの質問の続きなんですけれども、EU議会の決議について、EU議会のほうではCRCについて、日本は違反した状態であるというふうに指摘しているわけでして、それについて日本側としてCRCは遵守しているんだというふうに答える、問題は起きていないんだというふうに答えるっていうことは、法務省だけの問題ではないと思うんですけれども、それは法務省も含めて日本政府、官邸として了承した見解ということでよろしいでしょうか。
【茂木外務大臣】いえいえ、ですから、先ほど申し上げたのは、誠実に遵守していると、この内容について、あなたがもしこの点に問題があるんじゃないかとか、運用上あるということだったらば、それは所管は法務省ですから法務省にお聞きくださいと言ったわけでありまして、それを、この点こういう運用になってるけれどもこうですというのがあったら、法務省にお聞きいただかないとですね、この国内法、この実際の運用を行っているのは法務省でありますから、それは当然、法務省にお聞きいただくということになるということは、誰かが考えてもそういうことだと思います。