れいわ新選組の大西つねき氏の「命の選別」発言が話題になっている。
優生思想を容認する発言である。
私は、優生思想について障害学などから学習してきた。この学びがなかったら私も優生思想の発想になっていた可能性がある。(私のなかにある優生思想の芽については、拙著『顔面漂流記』に書いたので、ここでは繰り返さない。)
大西氏の動画も見た。
記者の質問に対して、「答えがでない」と反応している。
生命倫理について明らかに不勉強なまま、命の選別について語っている。もうすこし理論があるかと思ったけど違った。宗教観としても弱い。
政治的に問題化することがほぼ間違いない優生思想容認の発言をするのならば、
関連書籍を読破した上での確信をもった政治的発言だろうと思ったのだが、違っていた。
思いつきと思われる。
問題発言を撤回・謝罪すれば良かった。
しかし撤回しない選択をした。
優生思想に警戒しないといけない時代が到来している。
気を引き締めていきたい。
