朝日新聞発行の週刊誌AERAが、国際問題になっている実子拉致について報じた。
共同親権、実子拉致についての報道が続いている。共同親権研究会としては嬉しい動きだ。
注目すべきは、法務省官僚のコメントである。
親権者の決め方についてもこう述べる。
「親の状況や子の状況を総合的に判断して決めるので、子を連れ去った側が自動的に親権者になるわけでは決してない」
EUからの非難決議が出されたことについて見解を問うと、
「一つの意見としては受け止める。だが、制度に関していえば、国境をまたぐ事案も国内の事案も、条約違反であるとは認識していない」
と答えた。ただ、「その使い勝手や運用に対して、さまざまな批判があることは認識している」とも認める。
現在の離婚後単独親権制度から、共同親権に移行するタイミングをはかっている、という観測が可能な、含みのある発言である。
続報を期待する。
そして、もっと多くのメディアが、実子拉致(実子連れ去り、実子誘拐)問題について取材、追求して欲しい。
大問題のわりには、マスメディアの報道の絶対量が少なすぎるからである。
追記
朝日新聞に、言論の圧力が及ばないことを願っている。
言論圧力をかける人は、実名顔出してで抗議することを期待する。