英国のジェームズ・パートリッジ氏 James Partridge が67歳で死去。なんということだ。チェンジングフェイスの創設者。ユニークフェイス当事者運動の真のパイオニアが逝去。合掌。信じられない。
日本の若い世代のユニークフェイス当事者にとって、James Partridge氏の知名度は低いかもしれない。来日して講演したことがあるけれども、それも約20年前のことだ。
氏は顔面に疾患・外傷のある当事者のためのセルフヘルプ組織をつくったパイオニアである。本人は交通事故で、顔面をふくむ全身に熱傷を負って、生死をさまよって生還したサバイバーである。
世界を見渡しても、Jamesに匹敵するだけの質と規模の当事者支援組織はなかったし、いまも存在しない。
Jamesの存在を知って、単身英国にわたって対面したのは1997年だったか。触発されて、帰国して「顔面漂流記」を書き、同時にセルフヘルプグループ・ユニークフェイスをつくったのが1999年だ。
日本のユニークフェイス当事者には、英語を勉強して、Jamesの業績を直接読んでほしいと思う。今年に、遺作となる書籍 Face It が発売されている。Kindleならすぐにダウンロードして読むことができる。
ジェームズ喪失のショックが大きい。この喪失を埋めるためにも、ユニークフェイス活動が私には必要だ。