Twitterで共同親権について短文を書くようになってそろそろ1年。
反応が多い、いいね、リツイート数が伸びた短文を少し補足説明しようと思った。
#精神的暴力もDVです と主張する人がいるけれども、そう主張している人が、「精神的暴力」をしていない人間でなければ、説得力が無い。いかがなものか。神の視点で、DVを語るのは無茶だ。定義があいまいな言葉は、差別のきっかけになる
— ISHII Masa (@ishiimsyk) 2021年2月14日
#精神的暴力もDVです と主張する人がいるけれども、
そう主張している人が、「精神的暴力」をしていない人間でなければ、説得力が無い。
いかがなものか。神の視点で、DVを語るのは無茶だ。
定義があいまいな言葉は、差別のきっかけになる。
「ドメスティックバイオレンス」の定義について確認してみた。
内閣府のドメスティックバイオレンスについての説明文
「暴力の形態」の中に、精神的なもの、という項目はあった。
心無い言動等により、相手の心を傷つけるもの。
精神的な暴力については、その結果、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に至るなど、刑法上の傷害とみなされるほどの精神障害に至れば、刑法上の傷害罪として処罰されることもあります。
この記述を読む限り、世界は暴力でみちているので、すべてをなくすことは不可能だ、と感じた。
それはさておき、私が関心があるのは、国際問題になっている実子誘拐(拉致・連れ去り)である。内閣府は実子誘拐をどんな位置づけにして取り組んでいるのか、である。
実子誘拐(拉致・連れ去り)がなければ、私は共同親権に興味を持つことはなかった。
この説明文のなかには、実子誘拐(拉致・連れ去り)が、ドメスティックバイオレンスのなかに含まれていない。
それだけではない。
他にも、バイオレンスとして取り上げるべき現象が書かれてない。
以下に列挙する。
- 虚偽DV
- 実子誘拐(拉致・連れ去り)
- 面会交流拒否
- 片親疎外
この4つが含まれていない。
実子誘拐(拉致・連れ去り)と面会交流拒否が社会問題になっているのに、
内閣府男女共同参画局は無策なのだ。
問題意識が、時代に追いついていないと思う。
内容の刷新が必要だ。
そのためには、男女共同参画の会議のメンバーに、実子誘拐(拉致・連れ去り)の被害者・当事者、その関連団体の代表者を入れるべきだろう。
内閣府男女共同参画局がすばらしいのは、会議参加者の名簿が充実していること。この人たちが全員、実子誘拐の問題点について知らないわけがない。実子誘拐の解決に取り組む人を可視化するのが楽しみ。