2008-09-05 勝者の代償 日記 「暴走する資本主義」がたいへん刺激的だったため、同じ著者による「勝者の代償」を読みました。ニューエコノミーが、長時間労働を強制していく社会構造を見事に描いていて有益。 作家、料理研究家、コンピュータープログラマーという職業人たちが、ネットを活用して自分ブランドを構築し、かつてない勢いで競争している背景がすっきり整理されていました。 こういう自分ブランドをつくる絶好の機会にもかかわらず、ネットの匿名文化が揺らがない日本という社会は、かなり興味深いと改めて思いました。 暴走する資本主義勝者の代償―ニューエコノミーの深淵と未来