昨日、11月21日開催の、「子育て世代の女性特有がんシンポジウム」に参加。そのときのメモまとめ。
働きながら、がん治療をする仕組みはできてきた。しかし、その仕組みが市民に知られていない。治療と仕事が両立するけれども、がん治療する社員を理解しない経営者もまだ多い。理解する経営者もいるので過渡期か。
高齢社会とは、がん社会でもある。がん治療をする中高年者の雇用の確保などが課題になりそう。鬱病患者が働きやすい社会にすることと、がん治療する当事者が働きやすいこととはつながると感じた。病気にやるワークライフバランスの環境整備も必要になるだろう。
がん治療の環境が整備されている地区からスタート。通院による抗ガン剤治療がてきるところがあると、がん治療と勤務の並立が可能。そうでないと、入院治療となるだろう。
そう考えると、力のある複合的な治療環境のある地域が、人気のある地域となる。これからの時代の人気のある移住先は、医療サービスが充実している地域ということになのはず。医療過疎地域は、移住先、セカンドライフの先としては不人気になるかもしれない。
医療経済はこれからもっと厳しさを増していくので、地域内での社会起業のニーズは高まる。新しい地域医療経済の仕組みが必要になる。
女性特有がんシンポジウムについて厳しい意見としては、女性の参加者がいまひとつだったこと。会場での質問も男性が多かった。浜松では、がん治療をしている女性の姿がまだ見えてこない、という印象が残った。東京のような大都市だと、がん患者がもっと多数登壇していただろう。
しかし、がんになると、解雇されるリスクはある。このあたり、がんが増える社会になったら問題になる。