石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

子供の誕生日に、一緒にいられないということ

2月に、息子の誕生日を迎えました。しかし、仕事で長期出張のために、誕生日のお祝いに同席することができない。かわりに、電話したり、妻のスマホに動画で、おめでとうメッセージを送ったりしました。

こういうことができるネット技術の普及はありがたい。実に便利。

先日、鑑賞したアメリカの戦争映画でも,海外の最前線(リビア)から、家族のいるアメリカの町に、スマホメッセージを送って、死地に向かう、というシーンがありました。

現代的というか、そういうことができるのか、アメリカ軍の軍規では・・・、と思ったりしましたが。

誕生日のプレゼントはすべて妻にまかせっきり。こういうことも、これから改善していかないと、いけない課題のひとつ。

アマゾンプライムで、視聴した映画「天空の蜂」。気まぐれで、とくに内容に期待しないで鑑賞したのですが、大大傑作でした。原発をテーマに、息子と父親との関係をエンターテインメントとして作品化した名作。原作小説も読みたくなりました。

 

 

天空の蜂 (講談社文庫)

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天空の蜂 [DVD]

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好奇の目に晒されるユニークフェイスの現状 という記事

ユニークフェイスについて、ネット記事になることは珍しい。

リンクをつけておきます。

もっとつっこんで取材して記事化してほしかった、関連書籍の紹介もしてほしかった、といろいろと思いましたが、

10年前にはこういう記事はでなかった。

こういう書き飛ばしの軽い記事はありませんでした。

社会が一歩前進したと感じました。

もうすこしユニークフェイス関連書籍を数冊読むとかして、最新の情報も確認してから書いていただきたかった、ささやかな希望です。

 

1234times.jp

 

 

知っていますか?ユニークフェイス一問一答

知っていますか?ユニークフェイス一問一答

 

 

「傷だらけのカミーユ」 読了

新年はじめに選択したのが「傷だらけのカミーユ」(文春文庫)。

帰省から豊橋にもどる新幹線のなかで一気に読了。

内容は、カミーユ三部作、の完結編。刑事カミーユが,また事件に巻き込まれれて、解決するまでのお話。プロットが巧みなので、予備知識なしで読んでいくと、どんでん返しが待っている。読み始めると止まらない。さすがベストセラー。

人間が人間をだます、だまされる心理を、ストーリーに仕上げる手腕にひたすら感心して詠みました。

失敗だったのは、新年早々読む本じゃなかったこと。

殺人、傷害の描写があいかわらず緻密かつ克明。

人物描写もしっかりしているので、リアル感が胸に迫ってくる。

事件は解決してもカミーユの人生は続く。

これは中高年の読者をターゲットにしているんじゃないか、と想像しました。

それくらい読後感は、「疲れました」。

組織の面倒くささ、上司を説得することのストレスなど、他人事ではない、と思えてしまう筆力。

気力と体力があって、このストーリーを感情的に噛み砕くことができるコンディションのときに読むとよいのではないか、と思います。

 

ishiimasa.hateblo.jp

 

 

傷だらけのカミーユ (文春文庫) (文春文庫 ル 6-4)

傷だらけのカミーユ (文春文庫) (文春文庫 ル 6-4)