アマゾンのレビューから。
2本追加されていました。まぁ、素直に面白かった、と書かないタイプの評者ばっかりですね。でも、嬉しいです。もっと書いて、もっといじめて!
◆貧乏自慢の印象が強すぎ?, 2004/08/03
レビュアー: レッドスミス
この手の本はこれまでにも数多く出版されてきました。ライター、それもノンフィクションのライターになりたい人なんて多くはないでしょうに、どうしてこんなにライターというお仕事の案内本が出るのだろうと不思議に思いながらも、トップランナーの佐野眞一さんの名前につられて手にとり、ぱらぱらとページをめくってみました。
同業者からしたら役に立つ事柄はあるのかもしれないけど、そんな同業者の数は多くないんだろうし、そもそもこの本は同業者に向けて出されたのではないようです。でも他の職業人にオススメできるようなヒントが含まれているかとなると、それはあまりないような…。ちょっとは含まれているのかもしれないですが、編著者の方が「カネ」「カネ」ばかり言ってるのが目につき、佐野眞一さんへのインタビューでもおカネの話ばかり質問している印象なので、残念ながら、「カネのことを第一に考えるのならライターはキツイんでしょうね」とか「やっぱり貧乏はイヤだな」とか、そんなしょぼくれた感じの感想が先にきてしまいます。それとも、これはそういう貧乏自慢を強く打ち出そうとする本なのでしょうか。
ただ、斎藤貴男さんが書いていた、F・Sグループ系列のある新聞にいたときのエピソードは、かなり笑えました。
◆ 私には役に立ちました, 2004/08/02
レビュアー: カスタマー 東京都西東京市
私は出版に関わる仕事についていますが、いつかはノンフィクションのライターとして、独り立ちしたいと考えています。本書は、真剣にそう考えている人にとっては役に立つ本だったと思います。
書く仕事がいかに辛いことかは、その仕事に就いた人にしかわからないと思います。例えそれが職業選択の自由で選んだものだとしても、見返りがあまりにも少ない仕事だと実感しています。
それでも、どうして書くのか、本書に登場する各人が様々な考えを持って、その仕事に取り組んでいる様を知ることができました。
決して勇気を与えられるわけではありませんでしたが、覚悟を決めるという点では、役に立つと思います。志を同じくする人にはぜひとも読んで欲しい一冊です。