石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

経営者不在のメディア業界の苦境は当然なのかも





今週の週刊東洋経済のコラムを読んで紹介したくなったためキーボードを叩いています。



週刊東洋経済



テレビ、新聞、出版のすべてに共通していることとして、いまのメディア起業の経営者は、高視聴率番組をつくったことがある、優秀な記者だったという経験がある人ばかりなので、経営者としてこの不況をを乗り切る能力はない、と指摘しています。外から経営者をひっぱってこないといけない、と。



まったく同感。



経営者不在のなかで、どのように崩壊していくか。どこが生き残るか。



古い付き合いの出版社は、その人だけが編集者で、ほかの4人はバイトの女の子にしていた。編集現場にたち続けることが喜びであるという、いい表情をしていた。ここで働く若い女性たちも、編集者が経済的に恵まれる仕事ではないこと了解すみだ。生き生きとしている。



編集者のゴールは、会社経営者ではない、すぐれた作家と仕事をし続けるということにある。



そういう意味では、出版界はずっと経営者不在のままであったといえるのかもしれない。