開高健記念館に行ってきました。
20代のころ、開高健の小説に夢中になっていた。釣りには興味が無かったので、釣り以外の小説やエッセイはすべて読んだ、と思う。
開高健は、サントリーの広告を担当していた人でもあり、コピーライターの先駆け。数行の言葉に力がある。
開高健記念館は茅ヶ崎市にある。横浜からタクシーで行くと、高い、というイメージだ。しかし、電車で行けば安いし早い。もっと早く行くべきでした。
開高健が出演したサントリーのテレビコマーシャルが、記念館のなかで公開されていた。魚が釣れない、とぼやく開高健が、サントリーウイスキー(ロイヤル、角、山崎、オールド)をグビグビ飲む。ユーモアがあってすばらしい広告だった。私は昭和40年生まれ。これたのテレビコマーシャルを幼少期にブラウン管を通じて見ている。記憶が蘇ってきた。
好きな作家の生原稿も展示されていた。エンピツ書きの原稿だった。
再現された書斎の机の上に、万年筆PILOTのインクがあった。
(生原稿の写真は撮影禁止。それ以外は撮影しても良い、と記念館の人に説明を受けた)
館内で名著『輝ける闇』(新潮文庫)を購入した。
開高健記念館から徒歩5分くらいで、海岸にでることができる。すばらしい環境で開高健は晩年を過ごした。
開高健記念館には、また行こうと思った。