筑摩から出た『マンガ産業論』を読んだ。傑作である。マンガに限らず、出版業界人にとって必読の良書。
私は滅多なことではマンガ雑誌を買わないが(しかし、毎週、好みのマンガを読んで楽しんでいる)、それは出版業界の構造に由来していることを明瞭にしてくれた。
そして、ホットドッグプレスが休刊になる。
男性誌「ホットドッグプレス」(講談社)が11月10日発売の12月号で休刊することが6日、明らかになった。
同誌は1979年創刊。高校、大学生向けのファッション情報などを掲載、80年代には「ポパイ」(マガジンハウス)と並んで人気があった。最近は部数が低迷、2年前に一時休刊し、リニューアルしたが伸び悩んでいた。同社の女性誌「マイン」も12月号で休刊する。(時事通信)
休刊のまえ(ホットドッグプレス 8月10日発売号)に、『文筆生活の現場』を紹介してくれることになった。ホットドッグプレスには思い出がある。99年、東京にきてまもなく、ミュージシャンの大槻ケンジ氏との『顔面漂流記』対談をセットしてくれた敏腕編集者がいたのである。その編集者が休刊前に『文筆生活の現場』の紹介のために動いてくれた。ありがたいことです。