ここで書いた「オペラ座の怪人」についての感想を読んだ、血管腫をもった当事者の母親から「みないことにしました」という連絡がきました。
で、わたしの意見を少し。
こういう顔に疾患や外傷のある当事者を描いたエンターテインメントは見ておいた方がいいと思います。なぜかというと、それが社会なんだ、と分かっておくと、対応策をつくることができるからです。
とくに小さな子どもをもつ母親であればなおさら、見ておくべきだと思います。だってその種のエンターテインメントをみた他の子どもからいじめられる可能性がありますからね。そのとき「自分が知らないこと」で自分の子供がいじめられたとしたら、情けないと思います(少なくともわたしは情けないと思う)
それから、わたしのように、「オペラ座の怪人」ってなかなか面白い!と思う当事者もいるわけですから、自分の子供が長じて、オペラ座の怪人が大好きになるかもしれない。当事者のすべてが「オペラ座の怪人」を見たくないとか、嫌悪しているとは言い難い。当事者の意識は多様なんです。