豊橋に妻と子どもが戻った。息子はたくさんの言葉を話すようになっていた。娘はハイハイが力強い。横になっている私を乗り越えていく。
小さなことで泣く。様子をみていると、しっかり叱ってよ、と妻がいう。なるほど。こういうときに叱るわけだ、しかし、どうやって? と立ち往生。
息子は水が欲しいときに「ちょんちょんみ」という。意味は分からないが、彼の中では水とは、「ちょんちょんみ」なのである。
そうかと思ったら、しっかりした日本語を話す。
「これかっこいい」
と、何かを手に持って話し出す。
うまいものを食べると、「うまい!」と言う。「うんまーい」と抑揚をつけて、表情も豊かである。へー、すごいな。見ていて飽きることがない。我が息子ながらたいしたものだ。